中期ビジョンを「自分ごと」にする。
動画が変えた、会社の言葉の届き方。
株式会社関電システムズ 様
関⻄電⼒および関⻄電⼒送配電のITを支える関電システムズが、全社横断で策定した中期ビジョン。その浸透に動画を活用し、社員一人ひとりへの共感を生み出した取り組みを企画部の近藤様、小林様にお聞きしました。
課題・悩み
一部の部門が策定した計画を展開するだけでは、社員一人ひとりの納得感や共感が生まれにくく、ビジョン浸透に課題があった。
効果・結果
全社横断で策定したビジョンが動画を通して全従業員に同じメッセージで発信でき、「自分の業務とビジョンのつながり」を実感。
今回の取り組みについて、全体像を教えてください。
当社は関西電力グループの一員として、関西電力および関西電力送配電のデジタル基盤を支える中核企業です。最新技術を駆使したシステム開発・運用を担っています。
近年、当社を取り巻く経営環境は急速に変化しており、不確実性が増す中で中長期的なビジョンの明確化が急務となっていました。そこで、2030年以降のあるべき姿を見据えながら、2026〜2028年度に取り組むべきアクションと目標を体系化した「中期ビジョン」を策定しました。
特に注力するのは、関西電力および関西電力送配電の事業課題をITで解決し、その挑戦を加速していくことです。そのためにAIをはじめとした先進技術を活用した新たな開発スタイルを確立し、そして多様なエキスパート人財が集い、継続的に挑戦できる組織へ進化していきます。
株式会社関電システムズ 様
企業サイト https://kanden-sys.jp/
この取り組みに着手することになった背景を教えてください。
最大の課題は、ビジョンを「自分ごと」として捉えてもらうことでした。従来は、一部の部門が策定した計画を全社に展開する形が中心で、社員一人ひとりの納得感や共感を生み出すことに限界がありました。
そこで今回は、特定部署に限らず全社から選出したメンバーによる分科会を設置し、継続的な議論を重ねながらビジョンを作り上げました。このプロセスを経ることで、現場の実態と社員の想いが色濃く反映された、一体感のあるビジョンになったと感じています。
策定後の浸透においても、課題があったのでしょうか。
はい。資料ベースの一方通行な情報共有では、十分な理解や共感を得ることが難しく、特に若手社員やキャリア採用者への浸透に課題を感じていました。「読んだ」と「伝わった」の間には大きな距離があると気づきました。
数ある手段の中で、なぜ動画を選んだのですか?
ビジョンの浸透に課題を感じていた中で、より理解・共感を得やすい手段として動画を採用しました。5分という短い時間で、目指す姿という核心的なメッセージをわかりやすく届けられると考えたからです。
また、中期ビジョンの本編資料はボリュームがあるため、まず動画で関心を持ってもらい、詳細を読んでもらうきっかけにもなると考えました。
動画だからこそ伝えやすいと感じた点は何ですか?
ビジョンの概念や、将来の働き方のイメージを伝えられる点です。特に「未来の仕事のイメージ」を映像として見せる手法は、ご提案いただいたもので、テキストや資料では伝えきれない「動画ならでは」の表現だと感じました。
制作にあたり、社内でどのような準備・議論をしましたか?
限られた尺の中で何を最優先に伝えるか、どの順序で届けるかを徹底的に議論しました。中期ビジョンで使うキーワードや表現をベースに構成を組み立てたため、内容面を考えるにあたって大きな迷いはありませんでした。映像面でも適切なご提案をいただき、スムーズに進行できました。
社内の合意形成や調整で難しかったことはありますか?
経営方針・計画を動画で伝えること自体、当社として前例のない試みだったため、手探りの状態でのスタートとなりました。ステークホルダーが多く、構成案・演出案にさまざまな意見が集まりましたが、いずれも納得感のあるご意見であったため、「選択と集中」の判断が最も難しかったです。
ただ、基本的には経営層から一任いただき、最終的な意思決定者を絞ったことで、スムーズに判断することができました。
完成後の社内外の反応はいかがでしたか?
社長が年に一度の経営計画説明の場で上映し、その後の浸透活動でも各職場でご活用いただいて、全従業員に視聴してもらうことができました。「ビジョンの理解が深まった」といったポジティブな声を多くいただき、手応えを感じています。
「会社から発信するビジョンや計画は、今後ぜひ動画で届けてほしい」という声が社内から上がるほど、動画コミュニケーションへの期待が高まっています。
また、関西電力、関西電力送配電、および一部グループ会社の方々にもご視聴いただきました。当社のビジョンをわかりやすくお伝えすることができました。
使ってみて気づいた、動画ならではの良さはありましたか?
3点あります。ひとつ目は、全従業員に同じメッセージを届けられること。次に、繰り返し視聴することで動画に込めたメッセージへの気づきが深まること。そして何より、自分の業務とビジョンのつながりを考えるきっかけになり、「自分ごと化」に確実につながっていると実感しています。
この取り組みを今後どのように発展させていく予定ですか?
まず、全社員へのアンケートを実施し、いただいた意見をもとに改善を進め、さらなる浸透につなげていく予定です。また、描いたビジョンの取り組み・進捗状況を可視化し、社員に「ビジョンの現在地」を示していくことで、継続的な自分ごと化を実現していきたいと考えています。
一緒に進める中で、特に良かった点を教えてください。
提案の段階から他社事例をリサーチし、効果的な打ち出し方や演出の提案をいただけたことが大変助かりました。また、関西電力グループとの取引実績があり、IT業界への理解も深いため、内容の認識合わせがスムーズでした。
さらに、タイトなスケジュールの中でも確実に制作を進めていただき、安心してお任せすることができました。

